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Fiery Command WorkStation 7.2

Fiery Command WorkStation Package 7.2の新機能ガイド


Fieryサーバーの印刷ジョブ管理インターフェイスであるFiery® Command WorkStation®は、印刷の生産性と能力を強化します。また、ジョブの管理を一元化し、ネットワーク上のすべてのFieryサーバーに接続して、生産性を高めます。直観的なインターフェイスのため、経験レベルを問わず、簡単にジョブを管理できるようになります。

Apple® macOS®とMicrosoft® Windows®のクロスプラットフォームをフルサポートし、複数のコンピューティングプラットフォームで一貫したデザインと操作性、同一の機能を提供します。Fieryサーバーへのリモート接続は全機能を備えており、ローカル接続の場合と同等のサーバー管理を可能にします。Fiery Command WorkStation 7.2は、FS200/FS200 Pro以降、Fiery Central 2.9以降、Fiery XF 7以降を実行しているFieryサーバーをサポートします。

Command WorkStationバージョン7.2は、www.fiery.com/CWSからダウンロードできます。

高速インクジェットプリンターをお使いの場合、最新バージョンのFiery Command WorkStationにアップグレードする方法については、使用しているプリンターメーカーにお問い合わせください。

Fiery Command WorkStation 7.2は、Fiery Command WorkStation Packageに含まれています。このパッケージのダウンロードおよびインストールは、Fiery Software Managerによって処理されます。

パッケージには、Fiery Command WorkStation、Fiery Hot Folders(カット紙および高速インクジェットのみ)、Fiery Software Uninstaller(macOSのみ)が含まれます。

Command WorkStation Packageに加え、Fiery Software Managerでは重要なFieryソフトウェアを容易にインストールすることもできます。

Fiery Software Manager

Fiery Software Managerでソフトウェアをインストールまたはアップデートするには、Fieryアカウントが必要です。

次のFieryアプリケーションをインストールできます。

  • Fiery FreeForm Create
  • Fiery Remote Scan
  • Fiery JobFlow
  • Fiery Color Profiler Suite
  • Fiery Integration Package

Fiery FreeForm Create
パーソナライズされたジョブを作成できる無料のスタンドアロンアプリケーションです。テキスト、画像、バーコードなどのバリアブル要素を既存のファイルに容易に追加できます。

Fiery Remote Scan(カット紙のみ)
スキャンジョブを取得したり、サポートされているFieryサーバー上のスキャンメールボックスと使用しているデスクトップコンピューターを自動的に同期させたりできます。

Fiery JobFlow
Fiery JobFlowではプリプレスワークフローの自動化が可能になっており、ジョブの処理と印刷を効率化できます。無料版のFiery JobFlow Base*では、PDF変換、Fiery Preflight1、高品位イメージ画像処理2、書類の面付け3を含むワークフローを管理できるほか、ジョブの送信、アーカイブ、出力のための柔軟なオプションも用意されています。有料版のFiery JobFlowにアップグレードすると、ルールベースのワークフロー、Enfocus PitStopによる高度なプリフライトおよびPDF編集、効率を最大限に高めるクラウドベースのJobFlow承認プロセスによって、インテリジェンスがさらに向上します。

* Fiery JobFlow Baseバージョンはカット紙にのみ対応しており、大判には対応していません。

Fiery Color Profiler Suite
印刷システムにおいて、カラー管理機能と品質管理を統合します。プロファイルの作成、検査、編集またはカラー品質の保証を行う最先端のカラー管理ツールで、Fiery Drivenプリンターのカラー機能を拡張します。モジュラー機能により、デザインから印刷プロダクション、オフィス用途まで、あらゆる種類の素材でカラーの精度と一貫性を保証し、生産性と費用対効果を改善します。

Fiery Integration Package(Windowsクライアントのみ、カット紙向け)
Fiery Integration PackageにはFiery JDFとFiery APIが含まれています。WindowsアプリケーションではWindowsベースとLinuxベースのFieryサーバーの両方をアップデートできます。Fiery Software Managerの環境設定で「追加機能の表示」を選択して、Fiery Integration Packageを確認してダウンロードする必要があります。

1 FS500 Pro以降の外部サーバーでは標準です。Fiery Graphic Arts Package、Premium Edition(Fiery FS350以前の外部サーバー)、Fiery Graphic Arts Pro Package(Fiery FS400 Pro外部サーバー)またはFiery Automation Package(Fiery FS400以降の埋め込みサーバー)が必要です。
2 Fiery Image Enhance Visual Editorが必要です。
3 Fiery Imposeが必要です。


Fiery Command WorkStation 7.2およびFiery Hot Foldersは、以下のものに接続できます。

次のFiery Systemソフトウェアを搭載したFieryサーバー:

  • FS200/FS200 Pro以降
  • Fiery Central 2.9以降
  • Fiery XF 7以降

クライアントコンピューターの場合のFiery Command WorkStationおよびFiery Hot Foldersインストール要件:

macOSクライアント:

  • macOS 13, 14, 15, and 26.0
  • 4GB以上のRAM(推奨)
  • 7GBのハードドライブ空き容量
  • 最小ディスプレイ解像度:
    • カット紙プリンターを使用の場合:1280 x 1024
    • 大判プリンターを使用の場合:1600 x 900

Windowsクライアント:

  • Microsoft Windows 10(64ビット)、11、11 24H2
  • Microsoft Windows Server 2016(64ビット)
  • Microsoft Windows Server 2019、2022、2025
  • Intel® Core™ i3プロセッサー以上
  • 4GB以上のRAM
  • 16GBのハードドライブ空き容量
  • 最小ディスプレイ解像度:
    • カット紙プリンターを使用の場合:1280 x 1024
    • 大判プリンターを使用の場合:1600 x 900

旧バージョンのFieryシステムソフトウェアに接続するには、Fiery Command WorkStation 5.8(Fiery System 9用)、6.4(Fiery System 10用)、6.5(FS100/100 Pro用)または6.8(FS150/150 Pro用)をインストールできます。Fiery Command WorkStationの旧バージョンは、こちらでダウンロードできます。
バージョン6.xからバージョン5.8にダウングレードする方法については、http://solutions.fiery.com/cws/58/installを参照してください。


新しい価値をFieryのコミュニティに届けるという伝統に倣い、バージョン7.2は、生産性、カラー&画像処理、管理、接続など、Fieryのすべての技術革新分野で多数の新機能を提供します。

このリリースで提供される新機能:

  • カラーをより深く理解するための新機能
  • Fiery設定を高速化する、アップグレードされた機能
  • 印刷ジョブの取り込みと準備の高速化
  • 新しいFiery製品への接続性の強化
カラーと画像処理
生産性
管理
接続
Fiery Spot Pro1の改善点
– 並べ替え可能な列
– Profile Inspectorへの容易なアクセス
– Fiery Spot Pro eラーニングへのリンク

Fiery ColorGuardの機能強化
– 進行状況インジケーター
– Fiery XF 9のサポート *

Fiery ImageViewer2改善点
– eラーニングへのリンク
その他の生産性の改善点
– ジョブ概要ウィンドウのシート数
– Fieryジョブログでのマルチタスキング

Fiery Scribe
入門アシスタント *

Imposeテンプレートをクラウドに保存
新機能の詳細ポップアップ *

Fiery FreeForm Create 2.0 *

Fiery XF 9 *

* Fiery Driven大判プリンターにも利用可能
注意:機能はプリントエンジンのモデルによって異なります。使用できる機能の詳細は、個別の製品のデータシートや機能一覧表をご覧ください。
1 Fiery Graphic Arts Pro PackageまたはFiery ColorRight Packageの一部として提供。
2 Fiery Graphic Arts Package、Premium Edition、Fiery Productivity Package、Fiery Graphic Arts Pro Package、Fiery ColorRight Packageの一部として提供。

並べ替え可能な列
Spot Proのメインインターフェイスで、列を昇順または降順で並べ替え可能になりました。

例えば、色域内のカラーと色域外のカラーを素早く分けるために、カラー精度で列を並べ替えできます。大きなライブラリをアルファベット順に並べ替えることもできます。

Spot Proで並べ替え可能な列は、名前、カラー精度、dE00 です。
Spot Proのメインウィンドウで「検査」を選択し、Profile Inspectorを開きます。

Profile Inspectorへの容易なアクセス
Spot ProからProfile Inspector*を直接起動し、スポットカラーと出力プロファイルの比較を3Dビューで確認できるようになりました。

Profile Inspectorでは、個別のスポットカラーとスポットカラーグループを表示できます。

Spot Proでは、既定の許容値に基づいて色域内のカラーか色域外のカラーかを判断できます。Profile Inspectorでは、選択した出力プロファイルに対するプリンターの色域内または色域外のカラーの幾何学的な位置がわかります。つまり、Spot Proでは既定の許容値を満たしていれば、「色域内」に表示されるカラーでもProfile Inspectorの3Dビューでは色域外に表示される可能性があります。

Profile Inspectorでのスポットカラーの表示

Profile Inspectorは、Spot Proアプリケーションとジョブベースのスポットカラー編集ウィンドウの両方からアクセスできます。

Fiery Spot Proラーニングへのリンク
Spot Proから直接Fieryラーニングリソース*に簡単にアクセスできます。Spot Pro機能の詳細を知るのに便利です。

*英語のみ

Fiery Spot Proの詳細は、こちらをご覧ください。新機能の動画を見る。

カラー状態に関する進行状況インジケーター
Fiery ColorGuardをお使いの場合、Fiery Command WorkStation 7.2では、用紙がカラー対応であるかどうか、つまり正確な印刷プロダクションの準備が整っているかどうかを視覚的に把握できる新機能をご利用いただけます。

インライン測定器を搭載した互換カット紙プレスで使用できます。各トレイ、つまり各ジョブに、現在のカラー対応状態が「タグ付け」されます。

  • グリーン:検証に合格、印刷準備完了
  • イエロー:検証完了のためにオペレーターの介入が必要
  • レッド:検証に失敗、プリンターのメンテナンスが必要

この機能により、チェックの手間を増やすことなく、Command WorkStationから直接準備状況を一目で把握できるため、時間を節約できます。

対応するカット紙プレス用の進行状況インジケーター

Fiery XF 9サポート* **
Fiery ColorGuardの最新リリースは、Fiery XF 9以降を実行する大判プリンターをサポートしています。

Fiery XFによる大判プリンターの履歴と傾向

ColorGuardライセンスをお持ちの場合、Fiery Command WorkStationからサーバーに関連する大判プリンターを接続し、次のカラー管理機能を利用できるようになりました。

  • 検証スケジュール
  • 履歴および傾向
  • パフォーマンス分析

** Fiery XF 9駆動の大判プリンターでは、2026年末まで追加コストなしでFiery IQに接続し、Fiery ColorGuardを利用できます。2027年以降もサービスを引き続きご利用いただくには、有料のFiery ColorGuardライセンスが必要になります。このポリシーは、購入日に関係なく、新規およびアップグレードされたシステムを含むすべてのFiery XF 9インストールに適用されます 。

Fiery ColorGuardの詳細は、こちらをご覧ください。新機能の動画を見る。

* 2026年1月発売

Fieryラーニングへのリンク
ImageViewerから直接Fieryラーニングリソース*に簡単にアクセスできます。ImageViewer機能の詳細を知るのに便利です。

Fiery ImageViewerの詳細は、こちらをご覧ください。

*英語のみ

初めてのユーザーでも、新しいオペレーターのトレーニングでも、このビルトインガイドがあれば、Fiery Command WorkStationを迅速かつ確実に使いこなすことができます。ステップバイステップのチュートリアルや、サーバーに特化した短いビデオが特徴で、Fieryでの接続、準備、印刷の方法を学ぶ最速の方法です。

入門アシスタントはコンテキストに対応し、お使いのサーバータイプに対応したリソースを提供します。Fiery Command WorkStationにFieryサーバーが接続されていない場合は自動的にポップアップ表示されます。

Command WorkStationを知ることからはじめ、次の基本的なステップを案内する一連の短いビデオを再生できます:

  • Fieryサーバーへの接続
  • ジョブの印刷
  • ジョブの準備と印刷
  • サーバープリセットやワークフローの作成と使用
入門アシスタント:ウェルカム動画

動画は、Fieryサーバーのウィンドウで選択したサーバータイプに基づき、Command WorkStationで現在設定されている言語で表示されます。

環境設定に合わせてアシスタントは3通りの視聴サイズを提供し、手順を追いながら動画を並べて視聴できます。

ガイドを閉じても、左端のウィンドウにあるアシスタントアイコンからいつでも再開できます。進行状況が追跡されるので、中断したところから再開できます。

新機能の動画を見る。

Imposeのクラウドテンプレートアイコンを示す開かれたポップアップ

カスタム面付けテンプレートをクラウドに保存可能になりました。Fieryアカウントにサインインすると、クラウドに保存したテンプレートがCommand WorkStation 7.2クライアント*に反映され、どこにいても最新の状態で使用できます。

クラウドに保存されたテンプレートでは、サムネイルモードで表示されたときに識別しやすいようにクラウドアイコンが表示されます。Fiery Imposeを起動すると、自動的にローカル機器に同期されます。これにより、手動によるファイル転送の必要性がなくなり、セットアップ時間が短縮され、Fieryアカウントでログインするだけでどこでも一貫性のあるレイアウトを実現できます。クラウドテンプレートをアップデートまたは削除できるのは、それを作成したFieryアカウントのみです。

新機能の動画を見る。

* Fiery Impose/Impose Plusの期間有効なサブスクリプションライセンスと、会社にリンクしたFieryアカウントが必要です。

Fiery Command WorkStationには、オプションの有料ライセンスとしてFiery Scribeが含まれており、電子メールの指示を解釈し、添付されたPDFを待機キューに直接配置して、適切なジョブプロパティを設定するAIアシスタントを提供します。Fiery Scribeは現在英語版のみご利用いただけます。

その他の生産性向上

ジョブ概要ウィンドウにシート数を表示
ジョブの印刷に必要なシートの総数をジョブサマリーウィンドウで直接確認できるようになりました。この機能はFiery搭載のカット紙プリンターで利用可能です。処理済みジョブのシート数が表示され、部数、面付け、両面印刷設定などの関連するすべての要素も表示されます。シート数に影響を与えるジョブへの変更をした場合、ジョブ概要も同時にアップデートされます。この重要な情報を見つけるためにジョブセンターの列を設定したり検索したりする必要がなくなり、メディアの使用計画がより簡単になり、ジョブプロダクションがより迅速かつ効率的になります。

バックグラウンドで更新される2つの開かれたFieryジョブログ

Fieryジョブログによるマルチタスク
Fieryドライブ搭載のカット紙プリンターおよび高速インクジェットプリンターで利用可能なFieryジョブログは、サーバーごとのジョブプロダクションアクティビティを監視します。Command WorkStationにおいて、ジョブログを開いた際にもジョブの準備や印刷を継続できるようになり、いつでも生産性を維持できます。

ログは無制限に開くことができ、バックグラウンドや別のモニターに移動させ、最新のプロダクションデータでリアルタイム更新します。

ログを最前面に戻すには、WindowsタスクバーまたはmacOS Dockのジョブログアイコンをクリックし、希望するログを選択するか、特定のサーバーをハイライトした状態でジョブセンターのアイコンを再度クリックします。

新機能の動画を見る。

Fiery Command WorkStation起動時に表示される新着情報ポップアップウィンドウのユーザーエクスペリエンスが向上しました。スクロールして新たに利用可能になった機能や操作をすべて表示する必要はありません。左側のウィンドウから興味のあるトピックを選択するだけで詳細情報をご覧いただけます。右側のウィンドウでは、インライン動画を再生したり、新機能の簡単な紹介を読んだり、クリックして新機能についてさらに詳しく調べたり、興味のある次の新機能に移動したりできます。

新着情報ポップアップのテキスト言語はCommand WorkStationの言語によって決定します。これは、オペレーティングシステムまたはCommand WorkStation内で設定した環境設定に基づきます。動画の音声は英語ですが、字幕は15ヶ国語に対応しています。CCアイコンを使って字幕のオン/オフを切り替え、歯車アイコンからお好みの言語を選択できます。字幕の環境設定は、手動で変更するまで、全セッションのそれぞれの動画に適用されます。

このポップアップは、Command WorkStationの次回起動時に表示されないようにすることができますが、常にヘルプメニューからアクセスできます。

Fiery XFのユーザーの場合、最新リリースのバージョン 9.0*を使用するには、Fiery Command WorkStation 7.2が必要です。この最新サーバーリリースでは、Fiery大判プリンターの優れた新機能がすべて提供されています。

AIイメージブリード機能を示すFiery XF 9のジョブエディター

Fiery XFの新機能は次のとおりです。

Fiery XF 9の新機能の詳細は、こちらをご覧ください。

Fiery Command WorkStation 7.2はFiery Software Managerからダウンロードできます。または、こちらでダウンロードできます。

新機能の動画を見る。

** Fiery XF 9駆動の大判プリンターでは、2026年末まで追加コストなしでFiery IQに接続し、Fiery ColorGuardを利用できます。2027年以降もサービスを引き続きご利用いただくには、有料のFiery ColorGuardライセンスが必要になります。このポリシーは、購入日に関係なく、新規およびアップグレードされたシステムを含むすべてのFiery XF 9インストールに適用されます。

Fiery FreeForm Createは、無料のスタンドアロン型バリアブルデータ作成アプリケーションです。テキスト、イメージ、バーコードなどのパーソナライゼーションされた要素を、わずか数クリックで素早く簡単にファイルに追加できます。

バージョン2.0では、Fiery XF 9を新たにサポートすることで、印刷ルームの隅々まで統一されたバリアブルデータ(VDP)ワークフローを提供します。これにより、Fieryドライブ搭載のカット紙プリンター、高速インクジェットプリンター、大判プリンターのいずれかを使用している場合でも、直感的かつ視覚的に統一されたワークフローを使用して効率的なバリアブルデータファイルを簡単に作成できるようになり、生産性とクリエイティブな柔軟性を飛躍的に向上させることができます。

FreeForm Create 2.0では、全ユーザー向けに次の新機能も追加されています。

  • カスタムQRコード
  • スタイルマネージャー
  • データのプリフライト
  • スマートバーコード検出
  • より効率的なプレビュー
  • 可変オブジェクトの並び順の定義
  • イメージ簡易セットアップ
  • その他

Fiery FreeForm Create 2.0の詳細は、こちらをご覧ください。FreeForm CreateはFiery Software Managerからダウンロードできます。または、スタンドアロンインストーラーを こちらでダウンロードすることもできます。

新機能の動画を見る。


Microsoftとの完全な互換性を保つために必要な、新しいFieryドライバー
同じWindowsコンピューター上にFiery Command WorkStationとFieryドライバーがインストールされている場合、Fiery Command WorkStation 7.2以降を使用するには、今後のMicrosoft Windowsアップデートインストール時の問題を防ぐために、新しいFieryドライバーをインストールする必要があります。

この手順は、Fiery Command WorkStation Package 7.2をインストールする前に推奨されます。

  • Fiery Printer Delete Utilityを使用して古いFieryドライバーを削除します
  • Fiery Download Centerから最新のドライバー7.03以降をダウンロードし、インストールします
  • Fiery Command WorkStation Package 7.2をインストールします

現在サポートされているすべてのFiery Drivenカット紙対応プリンターには新しいドライバー7.03が用意されています。

詳細は、関連するテクノートを参照してください。

大型の用紙/メディアカタログの処理の改善
大型の用紙カタログ(200エントリー以上)を使用している場合、Fieryジョブプロパティで用紙カタログエントリを選択する際のパフォーマンスと応答時間が向上しました。強化されたアップデート方法とよりスマートなキャッシング機能により、用紙カタログのドロップダウンを開く速度が、以前のFiery Command WorkStationと比較して最大3倍速くなりました。

ジョブエラーレポートでマルチタスク処理
Fiery搭載のカット紙プリンターおよび高速インクジェットプリンターで利用可能なジョブエラーレポートが非モーダルになりました。つまり、レポートがバックグラウンドで生成されている間、Command WorkStationでジョブの準備や印刷を継続できます。

一度に処理できるジョブエラーレポートは1つだけであることに注意してください。

Windowsでのユーザー権限処理の改善
同意プロンプト(正式名称:ユーザーアカウント制御(UAC)プロンプト)は、コンピュータへの不正な変更を防ぐために設計されたWindowsのセキュリティ機能です。Fiery Command WorkStation 7.2以降、標準(非管理者)のWindowsユーザーとしてコンピューターにサインインしている場合、Fiery Software Managerが開いたり、アップデートが利用可能になったりしても、UACプロンプトが表示されなくなります。代わりに、Fiery Software Managerは、インストールには管理者の承認が必要なアップデートであることを通知します。Software Managerを使用してソフトウェアを開いたり、Fieryアップデートが利用可能かどうかは引き続き確認が可能です。

Fiery Command WorkStation Package Smart App Controlの互換性
Microsoft Smart App Controlは、Windows 11、バージョン22H2で導入されたWindowsセキュリティ機能で、信頼できないアプリケーションや潜在的に有害なアプリケーションをブロックするのに役立ちます。Fiery Command WorkStation 7.2 Packageは、Smart App Controlによって安全かつ信頼できるツールとして認識されているので、ブロックされることなくインストールを進めることができます。

Adobe Acrobat Pro 2020 Option Kitの販売は終了しました
FieryからのAdobe® Acrobat® Pro 2020 Option Kitの購入は終了しました。Adobeは、Acrobat Pro 2020のサポートを2025年11月30日に終了予定です。

Impose、Compose、JobMasterを含むFieryメイクレディーアプリケーションは、顧客が既存のFiery Acrobat Optionキットライセンス(アクティベートまたは非アクティベート可能)を使用する場合、または独自のAdobe Acrobatサブスクリプションライセンスを使用する場合、次の要件を満たしていれば、Adobe Acrobatとの統合を継続します。

  • Acrobatライセンスが同じコンピュータにインストールされている
  • Fiery Command WorkStationバージョン6.5.0.292以降を実行中

注: * 既存のFiery Acrobat Optionキットのライセンスは引き続き有効化/無効化できます


Fieryラーニングには、自分のペースで進められるWebベースの無料コース、動画、実用的なガイドなど、多忙な中でも取り組みやすく、ニーズに合わせて選択できるさまざまな教育リソースが揃っています。

  • eラーニングコース:インタラクティブなオンラインラーニングセッション
  • シミュレーションラーニング:リアルな没入型環境で、技術やプロセスの演習に取り組むことができるラーニングソリューション
  • 速習ビデオ:Fieryの分野エキスパートが制作した、重要トピックに関する短いビデオ
  • ウェビナー:継続学習用の無料ウェビナープログラム。カラーのプロフェッショナルや、印刷会社およびインプラント/CRD業務のオーナー、マネージャー向けのWorld of Fieryウェビナーの録画を視聴可能
  • ハウツーガイド:サンプルファイルを使用して詳細な手順を解説
learning.fiery.com homepage

今日の急速に変化する世界において、印刷のプロフェッショナルが生産性やキャリアのレベルを高めるには、コストを抑えながらスピーディに新しいスキルや資格を習得できる便利な手段が必要です。競合他社の一歩先に進みましょう。Fieryの有償認定プログラムは、職場での評価を高めるのに役立ちます。

Fieryカット紙基礎認定
印刷業界でのFieryテクノロジーとデジタルフロントエンドの基礎を習得するための入り口入門編として作成されたこのコースは、Fiery Command WorkStationの設定からカラー管理の基本原則の理解まで、段階を追って知識を深めていきます。

Fieryプロフェッショナル認定
Fieryプロフェッショナル認定は、Fieryのテクノロジーソリューションのパフォーマンスを最適化するのに必要なスキルを学習できます。Fieryの分野エキスパートが開発したこのプログラムでは、従業員のスキル向上やキャリア開発の促進、印刷ビジネスの変革を目的として、Fieryテクノロジーに関する最新情報が提供されます。

Fieryエキスパート認定
Fieryエキスパート認定は、Fieryプロフェッショナル認定を受けた人が、より深い専門知識を身に付けるためのプログラムです。このエキスパートコースでは、Fieryの高度なツールセットに関する知識を身に付け、あらゆる機能の使い方を習得できます。

Fiery技術者認定
Fieryの技術者認定制度プログラムでは、Fieryテクノロジーソリューションのパフォーマンスを最適化し、適切に管理するために必要なツールとスキルをサービス技術者に提供しています。

Fiery認定プログラムに関する詳細を確認する場合や、登録する場合は、こちらのwebページをご覧ください


Fieryは、カスタマーエンゲージメントプラットフォームであるFiery Communitiesを主催しています。ここでは、エキスパートが集まる当社のグローバルコミュニティを利用して、ソリューションを見つけたり、アイディアを共有したり、Fiery製品についてのディスカッションに参加したりできます。

communities.fiery.com homepage

Fieryコミュニティには、そのほかにも次の役立つ機能があります。

  • 一般的な問題や既知の問題に対するソリューションとしてFieryのテクニカルサポートチームが作成した技術記事で構成される、検索可能なナレッジベース
  • 関心のあるトピックや特定領域のトピックを「フォロー」できる機能
  • ユーザーのサイトでの過去のアクティビティに基づいて、動的にパーソナライズされるフィード
  • 複数のソリューションの中から、「最適な」答えを選択できる機能
  • モバイル対応のデザイン
  • ライセンス関連の質問に迅速に対応できる自動チャットオプションのFiery Licensing Assistant

Fiery Command WorkStationおよび関連する製品やアプリケーションに関する知識を深めるために、以下の営業資料、トレーニング資料、および技術資料をご活用ください。

Fiery Command WorkStationのメインWebページ
Fiery Command WorkStationのダウンロード
Fiery Imposeデモモード
Fiery JobMasterの30日間無料トライアルの申し込み
Fiery Composeの30日間無料トライアルの申し込み
Fiery ColorGuardの30日間無料トライアルの申し込み
Fiery Graphic Arts Pro Packageの30日間の無料トライアルの申し込み(FS400 Pro以降の外部Fieryサーバー)
Fiery ColorRight Packageの30日間無料トライアルの申し込み(FS400 Pro以降の組み込みFieryサーバー)
Fiery Automation Packageの30日間無料トライアルの申し込み(FS400 Pro以降の組み込みFieryサーバー)
Fiery JobFlowの30日間無料トライアルの申し込み
Fieryのメイクレディソリューション(Fiery Impose、Compose、JobMaster)の機能比較
Fiery FreeForm Createのページ(Fiery FreeFormキットのダウンロード、製品情報とデモビデオの閲覧)
Fieryラーニングのトレーニングリソース
Fiery Communities
Fiery Command WorkStationサポート資料

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