Fiery Edge

概要

Fiery® Edge™テクノロジーは、Fiery Driven™プリンターから極めて高精度の美しい印刷結果を引き出します。スポットカラーとプロセスカラーの両方で可能な限り最大の色域を再現します。

Fiery Edgeプロファイリングテクノロジー

Fiery^® Edge™プロファイリングテクノロジーは、Fiery Driven™プリンターのカラーと印刷品質を高めます。細かい設定は不要です。設定不要のFiery Edgeプロファイルを使用すると、高い精度を確保できるうえ、以下のことが実現します。

• カラーの遷移やブレンドがよりスムーズになります
• より鮮明な無彩色領域と有彩色領域のシャドウ細部
• よりダイナミックなブラックの表現範囲
• より高いイメージの解像度、深度、鮮明度
• ブルーとレッドを含むRGBイメージを高品質でレンダリングできます
• 最大8つのカラーチャネルをサポートできます

Fiery Color Profiler Suiteを使用すれば、Fiery Edge互換のFieryデジタルフロントエンド用のカスタムFiery Edgeプロファイルを作成できます。Fiery Edgeプロファイルのカスタマイズにより調整できる項目は以下のとおりです。

• 彩度
• 色域の最大化
• シャドウレベル（精細度の最大化）
• ブラックの導入点（カラーからブラックへのスムーズな遷移を実現）
• 黒色点の特徴 （ダイナミックレンジと色深度の最大化）

Fiery Edgeスポットカラーテクノロジー

Fiery Edgeスポットカラー処理では、Fiery Edgeプロファイリングテクノロジーを利用して、以下のようなスポットカラー精度の大幅な向上を実現します。

• CMYKプリンターの色域付近または色域外のスポットカラーでdE 2000を最大20％改善
• 色域付近や色域外のスポットカラーのdE値を最大40%まで改善

設定可能なFiery Edge™スポットカラー処理

Fiery Spot Proのオペレーターは、Fiery Edgeスポットカラー処理の設定可能なオプションを利用できます。

より鮮やかなカラーアピアランス

オペレーターは、より鮮やかなカラーアピアランスになる複数のオプションを選択できます。

• 淡いカラーで顕著に見られる非常に低い値を含むカラーをスポットカラーのレシピから取り除く。
• スポットカラーのレシピで既に95％以上となっている色を100％使用することで、暗いカラーや飽和カラーでの白飛びを避ける。

スポットカラーのレシピでのインク/トナー使用量の削減

Fiery Edgeスポットカラー処理では、スポットカラーのレシピを3カラーとブラックに限定することで、コストを削減できます。オペレーターは、グレースポットカラーのレシピでブラック以外のインク/トナー使用量を制御することもできます。

また、CMYK+プリンターでは、1つのエリアに6カラー以上を印刷する際に、Fiery Edgeスポットカラー処理でプレスの置き方のばらつきを防ぐことによって、より安定したスポットカラーを生成し、メタメリズムの影響を防ぐこともできます。

対応プリンター

Fiery Edgeプロファイル組み込み済み

FS400ソフトウェア以降が実行されている大半のFieryサーバーには、Fiery Edgeプロファイルが組み込まれています。モデル固有の情報については、Fieryデジタルプリントサーバーのページをご覧ください。すべてのカット紙プリンター対応Fieryサーバーは、Fiery Color Profiler Suiteバージョン5.3以降で作成されたカスタムFiery Edgeプロファイルを利用できます。

バージョン7.0以降が実行されているFiery XFサーバーは、Fiery Color Profiler Suiteバージョン5.3で作成されたFiery Edgeプロファイルをサポートしています。

Fiery Edgeスポットカラーテクノロジー組み込み済み

Fiery Edgeスポットカラー処理は、FS600ソフトウェア以降が実行されているFieryサーバーにデフォルトで搭載されているスポットカラーテクノロジーです。

Fiery Edgeスポットカラー処理の設定可能なオプションは、Fiery Graphic Arts Pro Package、Fiery ColorRight Package、Fiery Graphic Arts Package、Premium Edition（FS200 Pro/FS300 Pro/FS350 Proのみ）のいずれかに含まれるFiery Spot Proのユーザーが使用できます。