Fieryサーバー
Fieryのサーバーは、業界をリードするパフォーマンス、カラー精度、ユーザビリティ、および統合機能を備えており、デジタルプリントの品質と効率性を高めます。そのためユーザーは、幅広いプリントサービスの提供を通して収益性を高めることができます。
概要
単なるRIPを超えて
Fiery®デジタルフロントエンド(DFE)は、印刷エンジンを制御する目的で設計された高性能アプライアンスです。業界最先端のパフォーマンスと、正確で一貫したカラー、そして圧倒的なユーザビリティと統合性能により、幅広い印刷環境に必要な品質と効率性を実現します。
30年以上にわたる継続的なイノベーションにより、Fiery DFEは今や業界標準となっており、さまざまな業界のプロダクションおよび産業用印刷環境で最も選ばれています。Fiery DFEは、商業書類、看板、梱包の製造からテキスタイル、セラミックタイル、建材などに至るまで、幅広い印刷テクノロジーに対応しています。
Fiery DFEには、特定の印刷エンジンのパフォーマンスを最大限に引き出すように特別に設計、設定された標準コンポーネントと独自コンポーネントが、ソフトウェアとハードウェアの両方に搭載されています。
業界をリードするパフォーマンス
未来へ向かうコースで、Fieryは常に最先端を走っています。
仮にハイエンドFiery DFEがビデオストリーミングサーバーだとしたら、1分間に約100本のHD映画を処理し、ストリーミングすることができます。
Fieryデジタルフロントエンドが業界トップクラスの速度を実現できた理由をご存知ですか?このホワイトペーパーでは、業界最先端のパフォーマンスを牽引するFiery独自のテクノロジーについて、技術的な概要を解説します。本書の内容は以下のとおりです。
- Fiery DFEは、印刷エンジンごとに最大のパフォーマンスを発揮するように特別に設計、カスタマイズされている。
- 処理速度が群を抜いているため、オペレーターはより多くのデータをより迅速に印刷エンジンに送り、ウォームアップモードやサイクルダウンモードを減らして、貴重なプレス時間を節約できる。
- Fiery DFEは、カスタム設計のマイクロプロセッサー、独自のファイル圧縮アルゴリズム、効率的なメモリ管理を最大限活用して、業界をリードするパフォーマンスを実現している。
- Fiery DFEテクノロジーは、オフィス用プリンターから最高レベルのプロダクションインクジェットプレスまで、あらゆる設備にあわせて簡単に拡張できる。
Fieryハードウェア
あらゆるデジタル印刷のニーズや環境に合うよう幅広いFieryサーバーモデルをご用意しています。
Fiery XB
Fiery XBプラットフォームは、高性能なブレードベースのハードウェアアーキテクチャを基盤としています。超高生産の産業用および商業用インクジェットプレス向けに設計されています。
Fiery NXサーバー
Fiery NXサーバーは、幅広い印刷エンジンを搭載し、Fieryオペレーターの要望を忠実に再現するインダストリアルデザインを備えています。Fiery NXサーバーファミリーとFiery NX Stationの詳細については、各リンク先をご覧ください。
Fiery Eシリーズ
LinuxベースのFiery Eシリーズは、オフィス/職場環境とライトプロダクション環境の両方に適しています。
Fiery Aシリーズ
LinuxベースのFiery Aシリーズは、オフィス/職場や社内印刷を対象にした低コストのFieryサーバーです。
Fieryソフトウェア
Fiery DFEは、革新的なハードウェアと最新機能を提供するシステムソフトウェアを併せ持っており、Fieryサーバーと特定の印刷エンジンの組み合わせから最大限の性能を引き出します。
Fiery FS600 Pro
Fiery FS600 Pro/FS600プラットフォームは、強化された自動化、カラー、ジョブ処理ツールを搭載しており、生産性とデジタルプレスのパフォーマンスを向上させます。詳細については、新機能ガイドをダウンロードしてください。
機能のハイライト
インテリジェントHyperRIPテクノロジー
インテリジェントHyperRIPでは、ファイルの特性に基づいてFiery HyperRIPジョブ処理モードを単一ジョブモードとマルチジョブモードの間で自動的に切り替え、単一ジョブを複数の部分に分割するか複数の短いジョブを同時に処理することで処理を高速化します。
印刷スケジューリング機能を搭載
Fieryプリントスケジューラーは、ジョブのスケジューリングや計画を簡単に行えるため、装置可用性や顧客納期に合わせて、動的な24時間の枠内にジョブのスケジュールを設定して組み込むことができます。
効率的でエラーのないジョブの設定と送信
ユーザーがFiery Command WorkStationから直接Fiery JobFlowにジョブをシームレスに送信できるようになるため、プリプレスワークフローが簡易化され、ジョブの手動操作が削減されます。ジョブグループにより、オペレーターは複数のジョブをグループ化してプロパティを適用し、ジョブの準備時間を短縮できます。Fiery JobExpertは、受信したPDFを分析し、VDP準備のためにジョブ内の反復レコードを識別してレコードの整合性を維持します。これにより、ほとんどの種類のジョブでワンクリックのワークフローが実現し、時間が大幅に節約され、オペレーターは正しい設定でのジョブの印刷を簡単に行えるようになります。
ユーザーフレンドリーなカラー管理の自動化
新しいカラー自動化機能は使いやすく、オペレーターとプロファイリングの時間を最大50%短縮しながら、優れたカラー精度と品質を実現します。ワンステップのカラー管理により、ユーザーはFiery Command WorkStationから直接メディアのキャリブレーションとプロファイリングを行うことができます。インライン測定器を備えたプレスの場合、ゼロタッチ再キャリブレーションにより、定期的に再キャリブレーションを実施することでカラーを継続的にチェックします。 これらの機能が組み合わさって、カラー管理プロセスが簡易化され、熟練していない作業者でも顧客が期待するカラーの水準に応えることができます。
精度の高いスポットカラー
Fiery Edgeのスポットカラー処理テクノロジーでは、特にプリンターの色域付近または色域外のスポットカラー精度で、dEを最大20%改善できます。
最新のAdobe PDF Print Engineバージョン
Fiery FS600 Pro DFEにはAdobe PDF Print Engine 6.0が統合されており、エンドツーエンドのネイティブPDFワークフローを使用して、デザインから印刷に至るまで出力の一貫性と柔軟性を向上できます。
エンタープライズレベルのセキュリティとコンプライアンス
Fiery FS600 Proには、組織のシングルサインオン(SSO)ログイン情報との統合やFIPS 140-2およびコモンクライテリアへの完全な準拠など、セキュリティとコンプライアンスの機能強化が複数含まれています。さらに、Fiery FS600 Proサーバーは、Mopria® Print ServiceとMicrosoft®のユニバーサルプリントをネイティブにサポートしており、リモート/ハイブリッドワーク環境におけるセキュアなクラウドベースの印刷と管理に対する需要に対応します。
Fiery Systemソフトウェア取扱説明書
これらのドキュメントには、Fieryサーバーソフトウェアが備えている便利な機能の詳細情報が記載されています。
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