Fiery JobFlow
ディスプレイグラフィックス印刷向けのプリプレスワークフロー自動化
自動化で利益を最大化
Fiery® JobFlow™は、プリプレスワークフローでのジョブ準備工程を自動化して、印刷準備の完了したファイルを生成します。使いやすい印刷ワークフロー自動化ソフトウェアで、生産性向上とコスト削減を図ることができます。

概要
自動化で手作業を省略
使いやすいワークフローを構築するには、Fiery® JobFlow™をご利用ください
- 高品位イメージ画像処理やプリフライトなど、重要なジョブ処理タスクを実行
- ファイルを適切な場所に送信、またはワークフロー上に直接ドラッグアンドドロップ
- 後で再利用できるように、さまざまな処理段階でジョブをアーカイブ
- 自分にとって重要なジョブ処理工程で、Eメール通知を受信
- ワークフローを管理、インポート、エクスポートして、生産性と効率性を最大限に向上
- 複数のジョブを送信し、それらをインテリジェントに他のワークフローにルーティング
- 大きなサイズで画像を印刷する際の画像の解像度およびDPIをAIテクノロジー*により改善
- ワークフローが中断しないように、内部・外部のレビュアーがリモートでジョブを承認することが可能
- Enfocus PitStopテクノロジーを使用して、ジョブの検査、トラブルシューティング、修正を実行
- 高度なスクリプトを使用して、サードパーティ製アプリケーションのジョブ処理を統合
Fiery JobFlowの概要
ワークフロー手順 |
---|
さまざまな場所からのジョブ送信 |
PDF変換 |
高品位イメージ画像処理 |
合格/不合格のルールによってトリガーされるEメール通知 |
ジョブのアーカイブ |
ジョブの出力 |
AI Image Scale* |
ルールに応じたワークフロー |
ファイルの修正(Enfocus PitStop Proテクノロジーによる) |
プリフライト(Enfocus PitStop Proテクノロジーによる) |
ジョブの承認 – 内部および外部のレビュアー |
カスタムスクリプトパッケージのインポート |
* APIキーの購入が必要
メリット
Fiery JobFlowを使用する6つの理由

1クリックで、印刷可能なファイルが完成
- 手動セットアップの繰り返しをなくして、人為ミスの可能性を軽減できます。
- わずか数分で、独自のワークフローを作成できます。数時間もかかりません。最初のワークフローセットアップが重要です。
- 最初のワークフローを再使用できれば、時間の節約と収益の向上につながります。後は、ワンクリックするだけで、ジョブの処理を完了できます。

スタッフの配置転換で新事業を展開
- 一般的な業務を自動化してスタッフの手間を軽減し、
- スタッフを価値あるジョブに割り当て、新規サービス提供の立ち上げに注力させましょう。

ワークフローを効果的に利用
- ワークフローのプロセスを改善して生産性を高め、大きな損害をもたらす盲点を回避します。
- 既存のワークフローを変更したり、新しいワークフローを作成したりすることで、変化する顧客の要求に迅速に対処します。
- ファイルの印刷準備を行う一貫したプロセスをスタッフに提供すると同時に、品質と効率性を維持します。

顧客とのやり取りを迅速化
- 承認業務をワークフローに直接組み込んで、顧客と即座にやり取りできるようにします。
- ボトルネックをなくし、ジョブ処理の大幅な遅延を防ぎます。
- 顧客の承認サイクルを短くし、顧客との相互関係を強め、満足度を向上させます。

ワークフローの状態を常に把握
- 現場にいないときもプロダクションを緊密に監視します。
- すぐに問題を調査し、迅速に対処します。
- 必要なジョブのみ、また気になるワークフローの特定の段階のみを通知するよう選択できます。

Fiery JobFlowを超えた自動化の拡張
- プロダクションのニーズに応じて、ワークフローに他のソリューションを使用できます。
- サードパーティソリューションでジョブ処理機能を拡張し、さらに高度な機能を実現しましょう。
ライブラリ
Fiery JobFlowのサンプルワークフロー
独自のワークフローを構築するか、事前に設定されている以下のサンプルワークフローのいずれかをダウンロードおよびインポートして、Fiery JobFlowによる自動化を開始できます。これらのワークフローには、作業に必要なすべてのリソースが含まれています。各ワークフローの詳細については、ワークフロー概要を開くか動画をご覧ください。JobFlowワークフローのインポート方法の詳細。
ワークフロー名 | ワークフローの説明 | ダウンロード |
---|---|---|
ファイル名に基づくルーティング | ファイル名に基づいて、適切なワークフローにジョブをルーティングします。個々のワークフローではそれぞれ、用途に応じた手順が適用されます。たとえばブックレットの場合、ページがA4より大きければJobFlowにより自動で分割されます。注意:JobFlowライブラリからサンプルセットを必ずダウンロードしてください。 | ワークフロー │ サンプル │ 動画 |
画像をクロップし無関係なオブジェクトを除去 | 画像をクロップし、無関係なオブジェクトをPDFから除去します。 | ワークフロー |
Fiery Preflightの追加とリソースの修正 | これらのダミーワークフローをインポートしてFiery Preflightをさらに追加し、他のワークフローで使用できるようにリソースを修正します。これらの追加リソースを利用すると、ページ回転やサイズ変更のワークフローをすばやく構築したり、ページサイズやファイル名などに基づいてジョブをルーティングしたりできます。これらのワークフローをインポートした後で、それらを削除することができます。 | ワークフロー |
画像の鮮明化 | 画像を鮮明にするImage Enhance Visual Editorテンプレートを使用し、PDFファイルに含まれる画像を補正します。 | ワークフロー │ 概要 |
通知 | ルールベースのEメール通知により、ジョブが特定のワークフロー手順で合格または不合格になる場合に、割り当てられた受信者に警告を送ります。 | ワークフロー │ 概要 |
ジョブの承認 | 確認や承認のためにEメールでジョブを自動的に送信することで、ジョブ承認プロセスをワークフローに統合します。承認されると、ジョブは次のワークフロー手順に進みます。 | ワークフロー │ 概要 |
ジョブタイプに基づくルーティング | 異なるタイプの複数ジョブを、一連のプリフライトチェックにより分析し、準拠基準への合格または不合格に基づいて様々なワークフローにルーティングすることで処理します。 | ワークフロー│ 概要 |
XMLファイルのハンドリング | XMLファイルの処理用にカスタマイズした入力ワークフローのサンプルです。XMLファイルを既存のワークフロー(拡大縮小とステップリピートによる画像パターンの変更など)に送信できます。送信後、JobFlowがジョブをFiery XFサーバーへとルーティングします。 | ワークフロー |
JDFコネクター向けにMarketDirect StoreFrontファイルをフォーマットする | MarketDirect StoreFrontファイルをダウンロードしJDFとしてフォーマットするようにカスタマイズしたサンプルワークフローです。このワークフローには、ポスター製品のサンプルが含まれています。 | ワークフロー |
Fiery JobFlow Connectパッケージ
さらに高度な自動化を行う場合は、JobFlowリソースを通じてConnectパッケージをインポートできます。Connectパッケージには、カスタムJobFlow機能を追加するために必要なスクリプトリソースがすべて含まれているので、カスタム機能の使用が大幅に簡単になります。独自のConnectパッケージを作成するか、以下のサンプルパッケージを使用します。
Connectパッケージ名 | 説明 | ダウンロード |
---|---|---|
名前の変更とコピー | ユーザー指定の文字列をファイル名に付け加えてから、ジョブを別のJobFlowワークフローにコピーします。 | Connectパッケージ |
ImageMagickでの画像変換 | ImageMagick Studio LLC提供のImageMagickで、200形式以上の画像をPDFに変換します。JobFlowリソースを通じてインポートしたら、JobFlow変換の前にこのステップを追加できます。 | Connectパッケージ |
仕様
インストール
Fiery Software Managerを使用してFiery® JobFlowをダウンロードし、インストールします。
このアプリケーションは、Windowsコンピューターにインストールすると、Fiery JobFlowサーバーとして動作します。インストールが成功すると、デスクトップ上のショートカットまたは任意のブラウザーからJobFlowにアクセスできるようになります。
Fiery JobFlowのインストール方法を参照するか、インストール手順で詳しい手順を確認してください。
Fiery JobFlowをお使いいただくうえでの最低要件には以下が含まれます。
オペレーティングシステム
- Microsoft Windows 10 Proまたは11 Pro(64ビット)
- Microsoft Windows Server 2016(64ビット)
- Microsoft Windows Server 2019および2022
ハードウェア要件
- プロセッサー:2.5 GHz以上の64ビット(x64)Core™ i5プロセッサー(Core™ i7プロセッサー推奨)
- メモリ:16 GB RAM(32 GB推奨)
- ハードディスクドライブ:500 GB OSドライブ& 1 TB+データドライブ
- ネットワーク:1 GBイーサネット
- 接続:アップデート、ライセンスのアクティベーション/アクティベーション解除、Eメール通知、ジョブの送信と承認にはインターネットアクセスが必要
ソフトウェア要件
- Fiery Command WorkStation® 6.6.0.236以上(JobFlowバージョン2.8以降)
- Fiery Command WorkStation 6.5.0.475(JobFlowバージョン2.7以降)
- Fiery XF 7以降
- Enfocus PitStop®アクションリストおよびプリフライトプロファイルを作成する場合に追加で必要となるソフトウェア:
- Adobe® Acrobat® 10
- Enfocus PitStop Pro 2021(有効なSMSAでFiery JobFlowに付属)
クライアントアクセス用の対応Webブラウザー
- Windows 10 64ビット以降で動作するGoogle Chrome™、Microsoft Edge(Chromium)、およびMozilla Firefox®
- Mac OS X 10.10以降で動作するGoogle Chrome、Microsoft Edge(Chromium)、Mozilla Firefox、およびApple Safari®
対応プリンター
Fiery JobFlowは、System 9 R2以降のすべての外付型Fieryサーバーと一部の組み込みFieryサーバー、およびFiery XF 7以降を稼動するサーバー、Fiery Central v2.0(またはそれ以降)のプリンターグループにジョブを送信できます。Fiery Central対応エンジンのリストは、こちらで確認してください。
リソース
製品トレーニング
自由にアクセスできるFiery JobFlowオンデマンド学習マテリアル。eラーニングコース、エクスプレスビデオ、シミュレーション学習、ハウツーガイドなどが含まれています。
特集ビデオ:
Fiery Jobflowプリプレスワークフロー自動化 ソフトウェアのデモ
Brochures
ディスプレイグラフィック市場のパンフレット用Fiery JobFlow
Fiery JobFlowで自動化を推進し、収益性を向上する方法については、こちらをご覧ください。
Other Resources
Fiery JobFlowソフトウェアメンテナンスおよびサポート契約
Fiery JobFlowのTier 1ソフトウェアメンテナンスおよびサポート契約本書には、すべてのローカライズ版コンテンツが含まれます。
ドキュメントが見つからない場合
お探しのドキュメントが見つかりませんか? ここをクリックして、リソースライブラリを検索してください。