Duploの統合
プリプレスから仕上げまでのステップを自動化することで、ターンアラウンドタイムを削減
Fiery DrivenプリントエンジンとさまざまなDuplo製フィニッシャーを使用すると、設定時間を最大70%短縮し、より収益性の高い仕事を生み出すことができます。

概要
FieryとDuploは、Fiery DrivenプリントエンジンおよびFieryワークフローソフトウェアと、Duploフィニッシャー間の時間節約のための統合を開発するために協力しました。
スリッター、カッター、クリーサー
DC-618 / DC-646 / DC-648 / DC-746


Fiery Drivenの印刷環境では、Fiery Imposeを使ってジョブの準備を自動化できるので、データの手入力が不要になり、設定にかかる時間を最大70%短縮できることがわかっています。Fiery Imposeを統合したDuplo製スリッター/カッター/クリーサー製品なら、通常のレイアウトジョブとカスタムレイアウトジョブのどちらにも対応できるワークフローを使って時間を節約できます。
名刺やはがきのようなきわめて一般的なジョブ用に、DuploはFiery Imposeで使用できる面付けテンプレートを提供しています。このテンプレートは、Duplo DC-618、DC-646、DC-746のスリッター/カッター/クリーサーの仕上げテンプレートと一致します。仕上げテンプレートには、マージンとガターのサイズ、仕上げサイズの寸法があらかじめ設定されています。テンプレートにはバーコードとトンボが使用されているため、スリッター/カッター/クリーサーが自動的に調整することができます。
Duplo DC-646 またはDC-746を使用したカスタムレイアウトジョブの場合、ユーザーがDuplo PCコントローラーで新しいレイアウトファイルを作成してFiery Imposeにインポートすると、すぐに仕上げ線の画像プレビューを表示できるので、印刷前にジョブのデザインを確認できます。また、レイアウトデータをFiery Imposeテンプレートとして保存しておけば、Fiery Hot Folders、Fiery Presets、Fiery JobFlow、仮想プリンターなどのワンステップの自動ワークフローを使って同種のジョブを自動化することもできます。このため、設定作業の人的エラーの予防だけでなく、納期の短縮にも役立ちます。
Duplo DC-618, DC-648 を使用したカスタムレイアウトジョブの場合、ユーザーはカット、折り目、ミシン目の仕上げマークを含む面付けレイアウトをFiery Impose内だけで簡単に設定でき、今まで以上に時間を節約できます。仕上げの高度な統合により、Duploコントローラーで仕上げレイアウトを設定してImposeにインポートするという作業が不要になります。DC-618の設定オプションと制限の情報が、Fiery Imposeに組み込まれるのです。このようなワークフローにより、プロダクションの納期を短縮し、同時にオペレーターのタッチポイントやレイアウトの互換性のエラーを削減できます。
利点
- 手作業を排し、ボトルネックを解消
- 制作ワークフローの効率化
- 印刷前に仕上げ線のプレビューを確認し、エラーを予防
リソース
- ハウツーガイド:Duplo製フィニッシャーによるオフライン仕上げを自動化する *
- エクスプレスビデオ(パート1):定義済みテンプレートを使用して、多くの通常ジョブを自動化する *
- エクスプレスビデオ(パート2):カスタムレイアウトを作成して、クーポンジョブを自動化する *
- エクスプレスビデオ(パート3): Duplo DC-618 でオフライン フィニッシャーを自動化 *
- デモ動画:Duplo DC-618用に仕上げマーク付きのカスタム面付けレイアウトを作成する *
*(英語のみ)
スポットUVコーター
DDC-810

Fiery JobFlowにより、Duplo DDC-810厚盛スポットUVコーターにデジタル装飾のためのエンドツーエンドの自動ワークフローが実現します。CMYKファイルの作成、スポットUVファイルの作成、ページの面付け、トンボの適用、バーコードの適用のほか、Fiery Driven™プリンターとDDC-810のそれぞれにCMYKファイルとスポットUVファイルを送信する作業のすべてを、1ステップで自動的に処理できます。 また、既存のDuplo製品と同様バーコードにも対応しているので、Duploのスリッター/カッター/クリーサー(DC-746またはDC-646)を使った追加の仕上げ作業も可能です。さらに、Fiery Imposeソフトウェアにより生成されるバーコードを使って設定を自動化すれば、印刷業者がフィニッシャーの設定にかけていた時間を最大70%削減できる可能性があります。
メリット
- プリプレス工程の合理化、人件費の削減
- 複雑ながら高い価値をもたらすジョブを効率的に処理できるようになり、利益が拡大
- 手作業を排し、ボトルネックを解消
リソース
ダイカッター
UD-300

Fiery JobFlowでは、Duplo UD-300ロータリーダイカッターでページの回転、トンボの追加などのジョブの準備作業を自動的に実行できます。
メリット
- 手作業を排し、ボトルネックを解消
- 制作ワークフローの効率化