Fiery FS800 Pro/FS800
カット紙プレス対応Fieryサーバーの新機能に関する製品ガイド
はじめに
Fiery FS800 Proは、卓越したカラーの実現、プロダクションワークフローの効率化、的確なビジネス判断を支える強力な新機能を搭載しています。AIを活用したオブジェクト単位の編集や高度なスポットカラー管理から、見積もりツールの強化、ワークフローの自動化まで、FS800 Proは、印刷会社が一貫した予測可能な結果を得ながら、より効率的に業務を進められるよう支援します。

FS800 Proでは、次のことが可能になります。
- RIP処理済みファイル上で、PhotoshopのようなAIを活用したオブジェクト編集を直接実行
- 少ない手間で卓越したカラーとスポットカラーの精度を実現
- データに基づく、より的確な価格設定
- 無駄を最小限に抑え、不要なプロダクションコストを回避
- 設定にかかる時間を短縮し、ジョブの生産により多くの時間を確保
- セキュリティと信頼性を強化し、より安心できる運用を実現
プラットフォーム間の違い
Fiery FS800 ProはWindowsベースのサーバー(NXシリーズ)で、Fiery FS800はLinuxベースのサーバー(EシリーズまたはLX Pro)で利用できます。Fiery FS800 Proという用語は、システムレベルのソフトウェア全般のことを指す場合にも使用されます。
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Windowsベースのサーバー(NXシリーズ):Fiery FS800 Proシステムソフトウェアを実行 | Linuxベースのサーバー(LX Pro、Eシリーズ):Fiery FS800システムソフトウェアを実行 |
提供状況
各機能は、特定のプラットフォーム(Windowsベース/Linuxベース)ごとの提供状況、および標準装備か別売りかを示しています。
提供状況 | 定義 |
標準 | 標準で利用可能 |
別売り | ご利用には有償ライセンスが必要 |
なし | 未提供または未対応 |
サポート状況について、Fieryサーバーの資料でご確認ください | 一部製品で提供各データシートまたは機能一覧表で提供状況をご確認ください。 |
イノベーションを支えるそれぞれの新機能
カラーと画像処理 | 生産性 | 管理機能 | 接続 |
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高い信頼性 | セキュリティ | ||
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*Windowsベースのサーバーでのみ利用可能
注意:利用できる機能はプリンターモデルによって異なります。利用できる機能は、各製品のデータシートや機能一覧表をご確認ください。
斜体の機能は、Fiery Command WorkStation 7.3に含まれています。詳細情報
このバージョンは、10月7日に一部の英語圏で、11月11日に全世界でリリースされます。
新機能を利用する
Fiery Command WorkStationを最新バージョンにアップデートして、新機能を活用し、Fieryサーバーへの投資効果を最大限に引き出しましょう。
詳細については、製品ページをご覧ください。

カラーと画像処理
ワンステップカラー管理の機能強化
対応するハンドヘルド型、スキャン型、インライン型のいずれの測定機器でも、ワンステップカラー管理を実行できるようになりました。Fiery Command WorkStationから直接開始できるワンステップカラー管理は、メディアのキャリブレーションとプロファイル作成を1つのステップにまとめ、作業を効率化します。カスタムメディアプロファイルの作成や維持管理に、アプリケーションの切り替えや専門知識が不要になり、オペレーターは高精度のカラーをより簡単に実現できます。
対応する機器の一覧は、fiery.comの分光測色計のページをご覧ください。

重要な理由:
ワンステップカラー管理は、カスタムメディアプロファイルの作成に伴うさまざまな障壁を軽減します。対応するすべての測定機器でこの機能を標準搭載することで、より高精度の結果をさらに簡単に実現できます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 対応するハンドヘルド型、スキャン型、またはインライン型の測定機器が必要 対応状況はFieryサーバーの資料でご確認ください Fiery Color Profiler Suiteのライセンスまたはサーバーキーが必要 |
Linuxベースのサーバー | 対応するハンドヘルド型、スキャン型、またはインライン型の測定機器が必要 対応状況はFieryサーバーの資料でご確認ください Fiery Color Profiler Suiteのライセンスまたはサーバーキーが必要 |
Kのみでプリンターマークを印刷
アプリケーションで生成されたプリンターマークは、すべての色分版に印刷する設定でも、黒(K)のみで出力されるようになりました。これにより、本来は黒のみのページがプリンターマークによってカラー印刷としてカウントされたり、余分なインクが消費されたりするのを防ぎます。


重要な理由:
プリンターマークをKのみで出力することで、黒のみのページで不要なカラークリック数やインク消費を抑え、印刷プロダクションに影響を与えずに運用コストを削減できます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
Fiery ImageViewerオブジェクトエディター
Fieryワークフローでオブジェクト単位のカラー補正を実行
Fiery ImageViewerオブジェクトエディターは、AIを活用したオブジェクト単位のカラー編集を可能にします。オペレーターは、印刷ジョブ内の個々のオブジェクトを選択し、周囲のコンテンツに影響を与えたり、デザインアプリケーションに戻ったりすることなく、必要な箇所にのみカラー調整を適用することができます。

特許取得済みのオブジェクトエディターは、AIによる領域分割を利用して、ページ上のオブジェクトを自動的に検出し、マスクを作成します。オペレーターは、ワンクリックでオブジェクトを選択して必要な箇所のカラーを編集し、結果をすぐにプレビューして、すばやく簡単に微調整できます。複数のオブジェクトを一度に選択でき、選択範囲を反転させることで、複雑なページの編集を効率的に行うことができます。1ページにつき1つのオブジェクト編集を適用できます。複数のオブジェクトを選択して1つの編集に含められるため、関連する要素に同じ補正を簡単に適用できます。
AI処理は、クラウドに接続することなく、すべてクライアントシステム上で実行されます。これにより、顧客のジョブデータを安全に保ちながら、プロダクション環境で予測可能なパフォーマンスを維持できます。
Photoshopのような編集
従来はAdobe Photoshopなどのデザインアプリケーションが必要だったオブジェクト単位の補正の多くを、Fiery ImageViewerで直接実行できるようになりました。オブジェクトエディターは、Photoshopのような自動オブジェクト選択と、対象を絞ったカラー編集を可能にします。オペレーターはFieryワークフロー内で直接、オブジェクト単位の高度な補正を行えます。


従来:デザインアプリケーションで開く → オブジェクトを編集 → 保存 → PDFにエクスポート → 再RIP処理 → 必要に応じて再編集 → 再RIP処理 → 印刷
現在:ImageViewerでオブジェクトを直接編集 → 印刷
Fieryは、オブジェクト編集機能をImageViewerに直接統合することで、外部のデザインアプリケーションや専門的なプリプレス技術への依存度を低減します。プロダクション現場でよく行う補正を数秒で完了でき、ワークフローを効率化して、プロダクションを円滑に進められます。
ページ全体の調整からオブジェクト単位の精密な補正まで、再RIP処理は不要
オブジェクトエディターの導入により、ImageViewer内でラスター(RIP処理済み)ファイルを3つのレベルでカラー編集できます。印刷前の再RIP処理は不要です。

グローバル編集
ページ全体またはジョブ全体で、カーブを調整したり、色を置き換えたりできます。
カーブを調整すると、ページ上のすべての色が変化する点に注目してください。

部分編集
ページの特定の領域に修正を適用します。
カーブを適用すると、選択範囲に含まれるライオンのロゴと背景がどのように変化するかをご確認ください。

オブジェクト単位の編集(新機能)
オブジェクトを自動的に検出し、選択したコンテンツのみを調整します。
カラー調整の対象として、ライオンの頭部だけが選択されている点に注目してください。
1ページにつき1つのオブジェクト編集を、選択した1つまたは複数のオブジェクトに適用
オブジェクトエディターの入手方法
Fiery ImageViewerを使用するには、Fiery Graphic Arts Pro Package(Windowsベースのサーバー用)またはFiery ColorRight Package(Linuxベースのサーバー用)のライセンスが必要です。また、オブジェクトエディターにはFiery Command WorkStation 7.3以降が必要です。
オブジェクトエディターを有効にするには、ツールバーのオブジェクトエディターアイコン(魔法の杖)をクリックします。次に、ポップアップウィンドウの「インストール」をクリックします。

Fiery Software Managerが開き、オブジェクトエディター拡張機能が自動的にインストールされます。

オプションが選択され、アイコンがマジックワンド(自動選択ツール)に変わると、オブジェクトエディターを使用できます。

注意:Fieryサーバーに直接インストールされたFiery Command WorkStationクライアントでは、オブジェクトエディターはサポートされません。
追加情報:
操作方法の動画や無料のeラーニングコースへのリンクは、ImageViewerの製品ページをご覧ください。
オブジェクト選択のキーボードショートカット:
Windows | macOS | 説明 |
左クリック | 左クリック | オブジェクトを選択します。 |
Ctrl + 左クリック | Cmd + 左クリック | オブジェクトを追加選択します。 |
Alt + 左クリック | Opt + 左クリック | オブジェクトを選択範囲から除外します。 |
Alt + I | Opt + I | 現在の選択範囲を反転します。選択されているオブジェクトは選択解除され、選択されていないオブジェクトは選択されます。 |
C + 左クリック | C + 左クリック | 選択をすべて解除します。 |
Shift キーを押しながら左クリック、または Shift キーを押しながら右クリック | Shift キーを押しながら左クリック、または Shift キーを押しながら右クリック | Shift + 左クリックでマスクにプラスポイントを追加し、Shift + 右クリックでマイナスポイントを追加します。プラスポイントはオブジェクトマスクに含めるべき領域を示し、マイナスポイントはオブジェクトマスクから除外すべき領域を示します。 最初のオブジェクト選択が編集したい領域と完全に一致しない場合、正とマイナスポイントを使ってオブジェクトの境界を微調整できます。 例:シャツを着た人物の画像を考えてみましょう。その人物をクリックすると、最初は人物全体が単一のオブジェクトとして選択される場合があります。 |
G + 左クリックまたはW + 左クリック | G + 左クリックまたはW + 左クリック | グラフィックやフォントのコンテンツに特化したオブジェクト検出モデルを使用して、オブジェクトを選択します。一方のモデルで正確に選択できない場合は、もう一方のモデルを使用してください。オブジェクトの上にカーソルを合わせると警告アイコンが表示される場合は、これを試してみてください。 |
Alt + K | Opt + K | オブジェクト編集の適用後に「マスク編集」ウィンドウを開きます。 |
重要な理由:
印刷直前のカラー補正では、外部のデザインアプリケーションでファイルを開き直し、編集してファイルを再生成し、ワークフローに戻す必要がある場合が少なくありません。単純な変更のはずが、編集と確認を何度も繰り返す作業になってしまいます。
オブジェクトエディターなら、ImageViewer内で対象のオブジェクトを直接補正でき、こうした余分な手間を省けます。プリプレスやデザインアプリケーションの経験がないオペレーターでも、安心して高度な調整を行えます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | Fiery Graphic Arts Pro PackageとCommand WorkStation 7.3以降が必要 |
Linuxベースのサーバー | Fiery ColorRight PackageとCommand WorkStation 7.3以降が必要 |
Fiery Spot Proの改良
Fiery Spot Proには、オペレーターがスポットカラーライブラリをより効率的かつ確実に管理できるよう支援する新しいツールが導入されました。カスタマイズされたスポットカラーを素早く特定し、承認済みのスポットカラーのレシピが意図せず変更されるのを防ぎ、セッション間で好みのライブラリ表示を維持します。
変更されたスポットカラーの表示
新しい状況アイコンにより、特定の出力プロファイルで変更されたスポットカラーやスポットカラーライブラリを一目で確認できます。

新しい「状況」列には、各スポットカラーが特定の出力プロファイルでどのように変更されたかを示すアイコンが表示されます。
状況 | アイコン | 定義 |
バリエーション適用済み | ![]() | バリエーションのレシピを適用 |
シングルパッチ | ![]() | 測定したカラーサンプルに基づいて更新 |
手動で編集済み | ![]() | L*a*b*/LCHまたはCMYK値を手動で調整 |
最適化済み | ![]() | 特定のプロファイルに合わせて最適化 |
エイリアス作成済み | ![]() | 別のスポットカラーにマッピング |
カラーのカスタマイズをより効率的に計画
複数の出力プロファイル、プリンター、およびメディアの種類にわたってスポットカラーを管理するのは、時間がかかる作業になりがちです。しかし過去の編集履歴を明確に把握できるなら、どのスポットカラーがすでに最適化済みで、どのスポットカラーにまだ対応が必要かを素早く特定することができます。
これにより、今後のカラーカスタマイズ作業を計画しやすくなり、プリンターとメディアの組み合わせが変わっても、一貫したブランドカラーを再現できます。
重要な理由:
変更されたスポットカラーやライブラリを明確に把握できるなら、作業の重複を避け、より効率的に作業を進め、出力プロファイル全体で一貫した色を維持できます。その結果、より迅速かつ効率的なカラー管理ワークフローが可能になります。
スポットカラーのロック
Fiery Spot Proには、手動調整、バリエーション、最適化、カラー測定値の利用など、スポットカラーを希望どおりに再現するためのさまざまな方法が用意されています。スポットカラーの設定が完了し、承認された後は、意図した外観を維持し、意図しない変更を防ぐために、そのカラーをロックできます。これにより、オペレーターは承認済みの色を明確に特定し、まだ調整が必要な色に注力することで、大規模なスポットカラーライブラリをより効率的に管理可能になります。

列の並べ替え機能の強化
Spot Proは列の並べ替え設定を記憶し、アプリケーションを開き直しても設定を保持するようになりました。「カラー精度」「ロック状況」「名前」「dE」のどの項目で並べ替えても、好みの表示が保持され、最も重要な情報をすぐに確認できます。

重要な理由:
承認済みのスポットカラーをロックすることで、意図した色の見え方と、その再現のために行ったカスタマイズ作業の成果を維持できます。これにより、意図しない変更が生じるリスクが低減されるほか、膨大なスポットカラーライブラリを管理する際、より安心して作業できるようになります。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | Fiery Graphic Arts Pro Packageが必要 |
Linuxベースのサーバー | Fiery ColorRight Packageが必要 |
生産性
Fiery Smart Estimatorの機能強化
消耗品コストを正確に見積もることは、収益性の高い生産判断を行ううえで重要です。サポート対象サーバー向けの Fiery Smart Estimator の新機能により、見積もりをより迅速に作成し、結果をより簡単に共有できます。
サーバーベースの「Fiery Smart Estimator」を使用している場合、カラージョブの見積もり処理が平均で最大60%高速化されます。
見やすい表形式のビューをコピーしたり、データをCSVファイルとしてエクスポートしたりすることで、見積もり結果を顧客と簡単に共有できるようになりました。これにより、見積もり、計画策定、顧客との打ち合わせにおいて、インクやトナーの予想使用量やコストを、より迅速かつ容易に伝えることができます。
注意:見積もり結果のエクスポート/コピーには、Fiery Command WorkStation 7.3が必要です。

重要な理由:
見積もりの迅速化とレポート作成の簡素化により、価格設定や生産について、より的確な判断を下しながら、顧客からの依頼にも迅速に対応できます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | サポート状況について、Fieryサーバーの資料でご確認ください |
Linuxベースのサーバー | サポート状況について、Fieryサーバーの資料でご確認ください |
管理機能
Windows用Fiery PSA
2027年第1四半期に提供予定
Windows用Fiery PSA(Print Support Application)は、最新のWindows印刷環境にFieryの機能を提供します。対応するWindowsワークフローで従来のFieryプリントドライバーに代わって利用できるよう設計されており、Windowsアプリケーションから使い慣れた方法でジョブを送信、設定できます。
MicrosoftのIPP印刷アーキテクチャを基盤とするFiery PSAは、Windowsの標準的な印刷フローに対応します。Fiery搭載のプリンターを選択し、Windowsの印刷画面から直接、メディア、仕上げ、色、その他のプリントオプションといったFieryのジョブ設定にアクセスできます。
Fiery PSAは、Microsoft Storeから直接ダウンロードしてインストールできます。

重要な理由:
Windowsでの印刷は、IPPベースのワークフローやWindows Protected Printへと移行しつつあります。このモデルでは、Windowsが印刷接続の中核となる部分をより多く処理し、PSAがプリンター固有の機能を提供します。
Fiery PSAは、ユーザーに使い慣れた印刷操作を提供するとともに、ITチームによる管理対象のWindows環境全体への印刷機能の導入、管理、サポートを容易にします。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準(Fiery PSAはMicrosoft Storeからダウンロードする必要があります) |
Linuxベースのサーバー | 標準(Fiery PSAはMicrosoft Storeからダウンロードする必要があります) |
スマートなページ処理
新機能によりページ配置が簡単になり、ブックレットの作成時や指定範囲の再印刷時に、ページを正しい順序で印刷して、意図どおりの出力を得られます。
ブックレットのページ配置を簡素化
ブックレットメーカーに、裏表紙の「任意の面に印刷」オプションが追加されました。中とじブックレットのレイアウトを整えるために白紙ページが必要な場合、Fieryはブックレットの最後に白紙ページを自動的に配置します。
オペレーターは、ページの位置を計算したり、裏表紙の印刷方法を決定したりする必要がなくなりました。オプションを選択するだけで、ブックレットメーカーがページを配置します。

重要な理由:
ブックレットの作成時に、ページ配置を手作業で計算する必要はありません。ブックレットメーカーは、必要な白紙ページを最後に自動配置します。これにより、設定を簡素化してページ配置のミスを減らし、少ない手間で一貫したブックレット出力を可能にします。
正しいページ配置で指定範囲を再印刷
両面印刷ジョブの一部のページを再印刷する際、新しい「両面印刷範囲」オプションにより、選択範囲の印刷方法をより細かく制御できます。デフォルトでは、Fieryは元の両面印刷のページ配置を保持し、各ページを元のジョブと同じ表面または裏面に印刷します。オペレーターが「両面印刷範囲」を選択すると、用紙の表面と裏面に印刷されるページが変わる場合でも、指定したページ範囲だけが印刷されます。
元の両面印刷ジョブ

「両面印刷範囲」がオフ
印刷範囲2~3:追加のページ(この例では1ページと4ページ)も印刷し、元の表裏の配置を維持します。

「両面印刷範囲」がオン
印刷範囲2~3:2ページと3ページのみを印刷し、2ページが表面になります。

たとえば、印刷済みの両面ジョブの2~3ページを差し替えるために顧客が再印刷を依頼した場合、元の表裏の配置を維持する(この例では1~4ページを印刷する)か、選択した2~3ページのみを両面印刷するかを選択できます。

重要な理由:
ページの再印刷には、柔軟性と意図どおりの出力が求められます。「両面印刷範囲」オプションにより、再印刷の処理をより細かく制御し、意図どおりの出力を得て、用紙の無駄ややり直しを防げます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
カラーおよび白黒のページ数プレビュー
ユーザーは、印刷前に「ジョブ概要」および「ジョブ一覧」で、RIP処理済みのジョブのカラークリック数をプレビューできます。ジョブのカラーと白黒のクリック数をすぐに把握できるため、印刷前に白黒に変換すべきページを判断し、プロダクションコストをより正確に見積もれます。また、ジョブ構成に関する不正確な情報が原因で発生する、予期せぬ印刷コストも回避できます。

重要な理由:
予期せぬプロダクションコストや不正確な見積もりは、収益性を低下させる可能性があります。プロダクション前にジョブの実際のカラー構成を把握することで、オペレーターは適切な対策を事前に講じられます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
接続
Fiery APIの機能強化
Fiery APIの機能強化により、API対応ワークフローでのライセンス復元とトラブルシューティングが改善されます。
Fieryサーバーを再インストールした後に、Fiery APIライセンスを復元できるようになりました。自動復元と手動復元の両方に対応しています。
新しいWebベースのFiery API診断ツールにより、権限のあるユーザーは詳細ログの有効化、Fiery APIの応答性のテスト、イベント情報の取得、トラブルシューティング用ログのダウンロードを行えます。このツールには、「https://

重要な理由:
これらのアップデートは、ダウンタイムを減らし、Fiery APIワークフローのサポートを簡素化します。顧客は少ない手作業でライセンスを復元でき、サポートチームは、より有用な診断情報をすばやく収集できます。
業務に不可欠な印刷ワークフローとの連携にFiery APIを活用している場合は特に、より安心して利用できるようになります。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
高い信頼性
Fiery Universal Hardware Diagnostic Tool
Fiery Universal Hardware Diagnostic Toolは、従来の複数の診断ツールを統合し、対象のFieryハードウェアプラットフォームを技術者が共通のワークフローで診断できるようにします。Fiery DFEのタイプを自動的に検出し、そのハードウェアに最適な診断を実行し、問題を迅速に特定・解決するために必要なレポートを作成します。ほとんどのテストは10分未満で完了します。
このツールは、一部のWindowsおよびLinuxベースのFieryハードウェアプラットフォームに対応しています。カット紙用Fieryサーバー向けのツールは、Tech Cornerからダウンロードできます。技術者の方は、対応するハードウェアプラットフォームの最新リストもここで確認できます。
対応プラットフォームなどの詳細は、データシート*をご覧ください
*Fieryパートナー限定

重要な理由:
診断の迅速化により、技術者はハードウェアの問題をより早く特定でき、サポートへのエスカレーションを減らし、初回解決率を向上させることができます。
対応するFieryプラットフォーム全体で診断プロセスを簡素化し、ダウンタイムを減らして、顧客がより早くプロダクションを再開できるよう支援します。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
Fiery設定情報ページに有効なライセンスを表示
更新されたサーバー設定ページとFiery設定情報ページには、Fieryサーバーにインストールされているすべてのサーバーライセンスとクライアントライセンスが明確に表示されます。これにより、スタッフやサポートチームはFieryサーバーのライセンス状況を即座に把握できるため、トラブルシューティングの迅速化や、ソフトウェアの再インストール後のライセンスの完全な復旧が可能になります。この追加情報は、システムの再販売時やショールームからの撤去時に、パートナーの担当者がインストール済みオプションを確認するのにも役立ちます。なお、セキュリティ上の理由により、実際のライセンス番号(LAC)は掲載されていません。

重要な理由:
インストール済みオプションをすぐに把握できるため、ユーザー、営業チーム、サービスプロバイダーの時間を節約し、状況をより明確に確認できます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
セキュリティ
Microsoft Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024のサポート
FieryサーバーがMicrosoft Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024に対応しました。
このアップデートにより、対応するWindowsベースのFieryサーバーでMicrosoftの最新LTSCオペレーティングシステムを実行できます。主要なFieryワークフローの機能とパフォーマンスも検証済みです。また、Fieryサーバー環境向けに、最新のWindowsセキュリティ基盤と長期的なOSサポートも提供します。

重要な理由:
使い慣れたFieryワークフローを維持しながら、OSの長期サポートや最新のセキュリティなど、現在求められるIT要件に対応できます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | なし |
セキュリティ監査ログの機能強化
Fieryのセキュリティ監査ログで記録されるセキュリティ関連イベントが増えました。コンプライアンス審査、セキュリティポリシーへの対応、管理上の調査に必要な情報を、より明確に把握・追跡できます。
重要な理由:
監査ログの拡充により、ITチームはセキュリティ関連の操作を確認し、システムの動作を記録して、企業、政府機関、規制対象の環境で安全な印刷業務を支援できます。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
セキュリティアップデート
Fieryサーバーには、サポート対象のFiery製品全体で強固なセキュリティ基盤を維持するために、アップデートされたオープンソースコンポーネントやセキュリティ修正が含まれています。
これらのアップデートは、Fieryシステムで使用される主要コンポーネントを最新の状態に更新し、重大な脆弱性への対処、最新のセキュリティ対策の維持、およびプライバシーとデータの完全性に関する要件への対応を支援するものです。
セキュリティ機能やアップデートの詳細は、Fiery FS800 Pro/FS800セキュリティホワイトペーパーをご覧ください。
重要な理由:
セキュリティを重視する組織は、印刷インフラにも脆弱性の修正やコンポーネントの更新を常に適用することを求めています。Fieryシステムの主要コンポーネントを維持管理することで、これらのアップデートはセキュリティリスクの低減、コンプライアンス要件への対応を支援し、Fieryを安全でIT環境に対応したプリントサーバープラットフォームとしてさらに強化します。
提供状況:
Windowsベースのサーバー | 標準 |
Linuxベースのサーバー | 標準 |
変更または削除された機能
キャリブレーションの機能強化
Fiery FS800/FS800 Proサーバーでは今後、デフォルトのキャリブレーション方法としてデルタEキャリブレーションが提供されます*。デルタEキャリブレーションは、濃度ベースの方法よりも人間の目による色の認識に近いため、インク、トナー、特殊色材を問わず、正確なキャリブレーションを実現できます。また、階調の変化がより滑らかで一貫したものになり、日々のカラー出力も予測しやすくなります。デルタEキャリブレーションは、光学濃度ではなくL*a*b*値を使用し、Fiery Edgeのプロファイル作成と完全に整合しているため、より正確なプロファイルを作成できます。
さらに、Fiery ColorCalを使用して、デルタEベースの工場出荷時のデフォルトプロファイルを再キャリブレーションできます。*
*対応状況はFieryサーバーの資料でご確認ください。
濃度キャリブレーション
視覚的に不均等な階調変化

濃度:インク/トナー量を均等に増やしても、見た目の階調は均等に変化しません。ハイライトとシャドウはやや緩やかに、ミッドトーンはやや急に変化します。
デルタEキャリブレーション
視覚的に均等な階調変化

デルタE:各段階の違いが目に均等に見えるよう調整します。その結果、白から黒へと滑らかで予測可能な変化が生まれます。
「APPE優先」チェックボックスの削除
Fieryでは、最適なPDFインタープリターを自動的に選択できるようになりました。今後は、ジョブプロパティやWebToolsでAPPEを手動で選択する必要がありません。これにより、ジョブの設定が簡素化され、高度な機能を使って複雑なPDFを印刷する際の処理エラーのリスクを低減できます。
Fieryラーニング
無料の学習リソース
Fieryラーニングには、自分のペースで進められるWebベースの無料コース、動画、実用的なガイドなど、多忙な中でも取り組みやすく、ニーズに合わせて選択できるさまざまな教育リソースが揃っています。

- eラーニングコース:インタラクティブなオンラインラーニングセッション
- シミュレーションラーニング:リアルな没入型環境で、技術やプロセスの演習に取り組むことができるラーニングソリューション
- 速習ビデオ:Fieryの専門家が制作した、重要トピックに関する短いビデオ
- ウェビナー:継続学習用の無料ウェビナープログラム。カラーのプロフェッショナルや、印刷会社および企業内/CRD業務のオーナー/管理者向けのWorld of Fieryウェビナーの録画を視聴可能
- ハウツーガイド:サンプルファイルを使用して詳細な手順を解説

Fiery認定プログラム
今日の急速に変化する世界において、印刷のプロフェッショナルが生産性やキャリアのレベルを高めるには、コストを抑えながらスピーディに新しいスキルや資格を習得できる便利な手段が必要です。競合他社の一歩先に進みましょう。Fieryの有償認定プログラムは、職場での評価を高めるのに役立ちます。
Fieryカット紙基礎認定
印刷業界でのFieryテクノロジーとデジタルフロントエンドの基礎を習得するための入り口入門編として作成されたこのコースでは、Fiery Command WorkStationの設定からカラー管理の基本原則の理解まで、段階を追って知識を深めていきます。
Fieryプロフェッショナル認定
Fieryプロフェッショナル認定は、Fieryのテクノロジーソリューションのパフォーマンスを最適化するのに必要なスキルを学習できます。Fieryの分野エキスパートが開発したこのプログラムでは、従業員のスキル向上やキャリア開発の促進、印刷ビジネスの変革を目的として、Fieryテクノロジーに関する最新情報が提供されます。
Fieryエキスパート認定
Fieryエキスパート認定は、Fieryプロフェッショナル認定を受けた人が、より深い専門知識を身に付けるためのプログラムです。このエキスパートコースでは、Fieryの高度なツールセットに関する知識を身に付け、あらゆる機能の使い方を習得できます。
Fiery技術者認定
Fieryの技術者認定制度プログラムでは、Fieryテクノロジーソリューションのパフォーマンスを最適化し、適切に管理するために必要なツールとスキルをサービス技術者に提供しています。
Fiery認定プログラムに関する詳細を確認する場合や、登録をご希望の場合は、こちらのwebページをご覧ください。
Fiery Communities
Fiery Communitiesでは、Fieryユーザー、専門家、サポートリソースが集約されています。疑問への答えを見つけ、ベストプラクティスを共有し、Fiery製品について意見を交わすことができます。

Fieryコミュニティには、そのほかにも次の役立つ機能があります。
- 一般的な問題や既知の問題に対するソリューションとしてFieryのテクニカルサポートチームが作成した技術記事で構成される、検索可能なナレッジベース
- 関心のあるトピックや特定領域のトピックを「フォロー」できる機能
- ユーザーのサイトでの過去のアクティビティに基づいて、動的にパーソナライズされるフィード
- 複数のソリューションの中から、「最適な」答えを選択できる機能
- ライセンス関連の質問に迅速に対応できる自動チャットオプションのFiery Licensing Assistant
その他のリソース
Fieryサーバーおよび関連する製品やアプリケーションに関する知識を深めるために、以下の営業資料、トレーニング資料、および技術資料をご活用ください。
- Fieryサーバー
- Fiery Drivenプレス
- Fieryオンラインリソース
- Fieryハウツーガイド
- Fieryソフトウェアの無料トライアル
- Fiery Command WorkStationのメインWebページ
- Fiery Command WorkStationのダウンロード
- Fiery印刷ドライバーのダウンロード
- Fiery Impose
- Fiery JobMaster
- Fiery Compose
- Fieryメイクレディソリューションの比較
- Fiery ColorGuard
- Fiery Graphic Arts Pro Package
- Fiery ColorRight Package
- Fiery Automation Package
- Fiery JobFlow Pro
- Fiery FreeForm Create
- Fiery Scribe
- Fieryラーニングのトレーニングリソース
- Fiery Communities
- Fieryオンラインヘルプ
- World of Fieryニュースレター






